
「バッグの口が開いてしまうから、スナップボタンを後付けしたい」
「服にボタンを追加したいけれど、針と糸を使うのは面倒……」
そんなときに便利なのが、縫わずに取り付けられるスナップボタンです。
実は、ダイソーやキャンドゥなどの100均でも、針と糸を使わずに後付けできる商品が販売されています。
専用の打ち具を使わず、指でパチッとはめ込むだけで固定できるタイプもあるので、裁縫が苦手な人でも挑戦しやすいでしょう。
ただし、ここで注意したいことがあります。
「縫わない」「工具不要」と書かれていても、布に穴を開ける必要がある商品が多いという点です。
また、スナップボタンには対応できる生地の厚さが決まっています。
薄い服と厚手のバッグでは、選ぶ商品が違う場合もあるため、購入前の確認が大切です。
この記事では、100均で買える縫わないスナップボタンの種類や取り付け方を紹介します。
さらに、薄手・厚手の生地に合う選び方や、服・バッグ・ポーチに後付けするときの注意点も解説します。
取り付けたあとに「付けられなかった」「位置を間違えた」と後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
スナップボタンは縫わずに後付けできる?
スナップボタンは、針と糸を使わずに後付けできる商品があります。
特に、手で押し込んで固定するワンタッチ式なら、裁縫が苦手な人でも取り付けやすいでしょう。
ただし、縫わずに付けられる商品でも、布に穴を開ける必要があるものや、使える生地の厚さが決まっているものがあります。
針と糸を使わないワンタッチ式なら取り付けられる
ワンタッチ式のスナップボタンは、布をはさむようにパーツを組み合わせ、指で押し込んで固定するタイプです。
一般的な縫い付け式と違い、針と糸を用意する必要がありません。
たとえば、ポーチの口を留めたり、布製バッグにボタンを追加したりするときに使えます。
ただし、すべての布製品に取り付けられるわけではありません。
購入するときは、対応する生地の厚さや素材を確認しましょう。
工具不要でも布に穴を開けるタイプがある
注意したいのは、「縫わない」「工具不要」「穴あけ不要」は同じ意味ではないことです。
ワンタッチ式の多くは、専用の打ち具を使わずに固定できます。しかし、取り付ける前に目打ちなどで布に小さな穴を開ける必要があります。
クロバーの薄型プラスナップも、穴を開けてからパーツを差し込む仕組みです。
お気に入りの服など、穴を開けたくないものに使う場合は慎重に判断してください。
縫わないスナップボタンは100均で買える?
縫わずに後付けできるスナップボタンは、100均でも販売されています。
2026年11月時点では、ダイソーとキャンドゥの公式通販サイトで商品を確認できました。
ただし、店頭の取り扱いや在庫は店舗によって異なるため、必ず購入できるとは限りません。
ダイソーのワンタッチホック
ダイソーでは「ワンタッチホック」という商品が販売されています。
公式サイトで確認できたアイボリーの13mmタイプは、普通地から厚地向けの商品です。
対応する生地の厚さは、押しつぶした状態で約0.8〜1.6mm。帆布やデニム、キルトなどが目安として紹介されています。
専用の打ち具は必要ありませんが、目打ちなどで穴を開ける必要があります。
薄すぎる生地ではパーツがうまくかみ合わない場合があるため、薄手の服に使うときは注意しましょう。
キャンドゥの薄型プラホック
キャンドゥでは「手で付けられる薄型プラホック 13mm 白」が公式通販サイトに掲載されています。
裁縫なしで取り付けられる薄型のスナップボタンで、対応する生地の厚さは約0.3〜1.4mmです。
ダイソーの普通地〜厚地用ワンタッチホックとは、対応する厚さの範囲が異なります。
そのため、比較的薄い布小物に付けたい場合は、候補のひとつになります。
ただし、薄ければどんな生地でも使えるわけではありません。生地の強さや取り付ける場所も確認してください。
セリアでも買える?販売状況の確認方法
セリアについては、今回の調査では縫わずに後付けできるスナップボタンの公式商品情報を確認できませんでした。
そのため、現在すべての店舗で販売されているとは断定できません。
セリアで探す場合は、手芸用品や裁縫用品の売り場を確認してみましょう。
スナップボタンという名前でも、針と糸で縫い付けるタイプや、専用工具が必要なタイプがあります。
購入前にパッケージの取り付け方法を確認することが大切です。
縫わずに後付けできるスナップボタンの種類と違い
スナップボタンには、取り付け方法の異なる種類があります。
| 種類 | 針と糸 | 専用打ち具 | 布への穴あけ |
|---|---|---|---|
| ワンタッチ式 | 不要 | 不要 | 基本的に必要 |
| 打ち具を使うタイプ | 不要 | 必要 | 製品による |
| 縫い付け式 | 必要 | 不要 | 取り付け用の大きな穴は不要 |
※一般的な違いです。具体的な作業方法は商品によって異なります。
手で取り付けるワンタッチホック・プラスナップ
ワンタッチ式は、手でパーツを押し込んで固定するタイプです。
専用の打ち具を購入せずに済むため、少量のボタンを後付けしたい人に向いています。
ただし、「プラスナップ」という名前の商品すべてが工具不要とは限りません。
購入するときは、パッケージに「手で取り付けられる」「打ち具不要」などの案内があるか確認しましょう。
専用の打ち具が必要なタイプ
スナップボタンには、専用の打ち具やプレス器具を使って固定するタイプもあります。
金属製のホックや、一部のプラスチック製スナップが該当します。
針と糸は使わなくても、対応する取り付け器具が必要です。
すでに工具を持っている場合や、複数のボタンを取り付けたい場合には選択肢になります。
ただし、ボタンの種類やサイズによって必要な器具が違うため、組み合わせを確認してください。
針と糸で付ける縫い付けタイプ
縫い付け式は、スナップボタンの穴に糸を通して固定するタイプです。
針と糸が必要ですが、ワンタッチ式のようにパーツの軸を通す穴を開ける必要はありません。
生地に穴を開けたくない場合や、取り付け位置を後から調整したい場合に向いています。
ただし、取り外すときに縫い糸を切る必要があり、針穴が残ることもあります。
スナップボタンを縫わずに後付けする方法

ここでは、手で取り付ける一般的なワンタッチ式スナップボタンを例に説明します。
商品によって細かな手順が異なるため、実際の作業ではパッケージの説明を優先してください。
取り付ける位置と生地の厚さを確認する
まずは、ボタンを付けたい場所を決めます。
服なら前開き部分、バッグなら口の中央、ポーチなら開閉しやすい位置などが候補になります。
実際に布を重ね、ボタンを留めた状態をイメージして位置を確認しましょう。
あわせて、生地を押さえたときの厚みが、商品の対応範囲に入っているか調べます。
縫い代が重なっている部分は、周囲より厚くなることがあるので注意してください。
布に穴を開けてパーツを差し込む
取り付ける位置が決まったら、目打ちなどで布に穴を開けます。
穴の大きさは商品の説明に従いましょう。
大きすぎる穴は固定が不安定になる原因になるため、最初から広げすぎないことが大切です。
次に、布の表側からヘッドと呼ばれるパーツの軸を差し込みます。
ダイソーのワンタッチホックでは、差し込んだ軸の先が約2〜3mm出ている状態が適切とされています。
この数値は商品ごとに異なるため、ほかの製品にそのまま当てはめないでください。
オス・メスの向きを確認して固定する
スナップボタンは、凸側の「ゲンコ」と凹側の「バネ」を組み合わせて留めます。
片方だけを先に固定すると、もう片方の向きを間違えることがあります。
取り付け前に、布を閉じた状態で両方のパーツが向き合うか確認しましょう。
位置と向きが合っていれば、商品説明に従って指で押し込み、固定します。
無理に斜めから力を加えず、まっすぐ押すことが大切です。
ボタンがきちんと留まるか確認する
取り付けたら、実際にスナップボタンを開閉してみましょう。
左右の位置がずれていないか、しっかり留まるかを確認します。
開け閉めするときに布が強く引っ張られる場合は、取り付け場所や生地との相性に問題があるかもしれません。
無理に引っ張らず、ボタンの周囲を持ってゆっくり操作してください。
薄い生地・厚い生地ではどれを選ぶ?

スナップボタンを後付けするときは、ボタンの大きさだけでなく、生地の厚さを確認することが重要です。
同じ13mmのスナップボタンでも、商品によって対応する生地の厚さが違います。
薄い布や服には薄型タイプを検討する
比較的薄い布には、薄型のプラスナップが候補になります。
たとえば、クロバーの「らくらく取付!薄型プラスナップ13mm」は、圧縮した状態で約0.3〜1.4mmの生地に対応しています。
公式サイトでは、薄い生地には接着芯を貼って補強する方法も案内されています。
接着芯とは、生地の裏側などに付けて、布を補強するための材料です。
薄手の布では、ボタンを開け閉めする力が一部分に集中し、布が傷むことがあります。補強によって、その負担を減らせます。
ただし、補強後の厚さも製品の対応範囲内に収める必要があります。
デニムや帆布は対応する厚さを確認する
デニムや帆布のような厚みのある生地では、普通地〜厚地向けの商品を検討しましょう。
ダイソーのワンタッチホックには、圧縮した状態で約0.8〜1.6mmに対応する商品があります。
ただし、デニムや帆布という素材名だけで取り付けられると判断することはできません。
生地が何枚も重なっている場所では、対応範囲を超えている可能性があります。
特にバッグの持ち手付近や縫い代部分は厚くなりやすいため、実際の取り付け場所を確認してください。
厚手の革や硬い素材には使えない場合がある
厚手の革製品や硬い素材では、手で取り付けるワンタッチ式が使えない場合があります。
無理に押し込むと、パーツが正しく固定されなかったり、素材が傷んだりするおそれがあります。
革製品に取り付ける場合は、革の厚さや素材に対応した専用のホックを検討しましょう。
高価なバッグや衣類など、失敗したくないものは、専門店への相談も選択肢です。
服・バッグ・ポーチに後付けするときの選び方

スナップボタンは、取り付ける場所によって使いやすい種類が変わります。
生地の厚さだけでなく、どれくらいの頻度で開閉するかも考えて選びましょう。
服の前開きや袖口に付けたい場合
服にスナップボタンを後付けするときは、生地の薄さと傷みやすさに注意が必要です。
シャツなどの薄い生地は、ボタンを開けるときに布が引っ張られやすくなります。
そのため、製品の対応範囲に合う薄型タイプを検討しましょう。
必要に応じて接着芯で補強する方法もあります。
ただし、薄い服や伸びる素材などでは、ワンタッチ式が適さないこともあります。
穴を開けたくない服や大切な衣類には、縫い付け式も検討してください。
バッグの口が開かないようにしたい場合
布製バッグの口を留めたいときは、スナップボタンを後付けする方法があります。
取り付ける場所は、バッグの口を自然に合わせられる位置が基本です。
ただし、重い荷物を入れるバッグや、口が強く引っ張られるバッグでは、ボタンに大きな負担がかかります。
バッグの生地が厚い場合は、普通地〜厚地向けのワンタッチホックや、対応する金属ホックを検討しましょう。
また、バッグの開閉を楽にしたい場合は、マグネットホックも選択肢になります。
ただし、マグネットホックにも穴あけや工具が必要な種類があるため、取り付け方法を確認してください。
ポーチや布小物に付けたい場合
小さなポーチや布小物には、薄型のスナップボタンが使いやすい場合があります。
たとえば、布製の小物入れやコードをまとめる布バンドなどが考えられます。
厚みが出にくい薄型タイプなら、小さな布小物にも取り入れやすいでしょう。
ただし、何度も開閉するものは、ボタンの周囲に負担がかかります。
取り付ける場所の生地が弱い場合は、補強を検討してください。
スナップボタンの後付けで失敗しないための注意点
縫わずに取り付けられるスナップボタンは便利ですが、取り付けたあとに位置を変更しにくい商品があります。
失敗を防ぐために、固定する前の確認が大切です。
取り付け位置がずれると閉まらない
スナップボタンは、凸側と凹側が正しい位置で重ならないと、うまく留まりません。
特にバッグの口や服の前開きでは、左右の布を自然に合わせた状態で位置を確認しましょう。
目印を付ける前に、一度クリップなどで仮止めすると位置を確認しやすくなります。
布を引っ張った状態で取り付けると、完成後にずれが生じる可能性があるため注意してください。
生地が薄すぎると固定しにくい
対応する厚さより薄い生地では、パーツを固定できない場合があります。
また、固定できても、開閉を繰り返すうちに周囲の生地が傷む可能性があります。
薄い生地に取り付ける場合は、メーカーが案内している補強方法を確認しましょう。
ただし、補強すれば必ず使えるわけではありません。
一度取り付けたボタンは再利用できる?
ワンタッチ式のスナップボタンは、一度取り付けると簡単に外せない商品があります。
クロバーの薄型プラスナップは、取り外したパーツを再利用できないと案内されています。
また、ダイソーのワンタッチホックも、取り付け後の取り外しが難しい商品です。
無理に外そうとすると、布に穴が広がったり、傷が付いたりするおそれがあります。
失敗した場合は、古いパーツの再使用を前提にせず、商品の説明に従って新しいものへの交換を検討しましょう。
穴を開けたくないときの代用品は?
スナップボタンを後付けしたいけれど、布に穴を開けたくない場合もありますよね。
そんなときは、取り付ける場所によって別の留め具を検討する方法があります。
面ファスナーや粘着式テープで代用する
面ファスナーは、面同士を合わせて留めるタイプの留め具です。
粘着式の商品なら、針と糸を使わずに取り付けられるものがあります。
ただし、粘着式でも布にしっかり固定できるとは限りません。
布の種類によっては、粘着力が弱かったり、はがしたあとに跡が残ったりする場合があります。
洗濯が必要な衣類に使う場合は、洗濯対応の有無も確認しましょう。
バッグにはマグネットホックも選択肢になる
バッグの口を留めたい場合は、マグネットホックも候補になります。
磁石の力で留めるため、スナップボタンとは開閉したときの感覚が異なります。
ただし、マグネットホックには、金具を布に差し込んで固定するタイプや、縫い付けるタイプなどがあります。
すべてが穴あけ不要というわけではありません。
バッグの素材や必要な留め具の強さに合わせて選びましょう。
スナップボタンではなく、別の金具を縫わずに取り付けたい場合は、Dカンの後付け方法も参考になります。
あわせて読みたい:Dカンを後付けして縫わない方法5選|制服・ズボンに使える100均グッズ
スナップボタンの後付けでよくある質問
ワンタッチホックとプラスナップは違う?
どちらもスナップボタンの一種ですが、商品名だけで取り付け方を判断することはできません。
ワンタッチホックには手で固定できる商品があり、プラスナップにも工具が必要なものと不要なものがあります。
購入するときは、商品名だけでなく取り付け方法を確認しましょう。
洗濯しても大丈夫?
洗濯できるかどうかは商品によって異なります。
クロバーの薄型プラスナップについては、公式サイトで洗濯やドライクリーニングに対応していると案内されています。
ただし、すべてのスナップボタンに同じ条件が当てはまるわけではありません。
洗濯が必要な服や布小物に取り付ける場合は、商品の表示を確認してください。
また、スナップ自体が洗濯に対応していても、取り付ける布や補強材の洗濯条件を満たす必要があります。
なお、最初から付いていたボタンが取れてしまった場合は、後付けとは対処方法が異なります。
あわせて読みたい:ボタンが取れたときの応急処置|100均で今すぐできる簡単な直し方
まとめ|縫わないスナップボタンは生地の厚さと用途で選ぼう
スナップボタンは、針と糸を使わずに後付けできる商品があります。
ダイソーのワンタッチホックやキャンドゥの薄型プラホックなど、100均でも手軽に取り付けられる商品が販売されています。
ただし、縫わずに取り付けられるからといって、布に穴を開けずに済むわけではありません。
購入するときは、専用の打ち具が必要か、穴あけが必要かを確認しましょう。
また、同じ13mmのスナップボタンでも、対応する生地の厚さは商品によって異なります。
薄手の服や布小物には薄型タイプ、厚みのあるバッグなどには対応する厚さのワンタッチホックが候補になります。
一方、厚手の革製品や大切な衣類など、穴を開けたくないものには慎重な判断が必要です。
一度取り付けると外しにくい商品もあるため、位置と向きを確認してから作業しましょう。
取り付けたい場所と生地に合った商品を選べば、服やバッグなどをより使いやすくする方法のひとつになります。